ハウスクリーニングとは

ハウスクリーニングとは、どうしても落ちない汚れがあるような場所を特殊な溶剤などを用いて、徹底的に清掃してくれるサービスのことです。賃貸マンションなどを引越しするときに、汚れなどがあればその分だけ余計に請求されたり、敷金から差し引かれたりするものですが、あれは不当に請求されているというわけではなくて、ハウスクリーニング業者などに依頼して、次に借りてくれる人のために汚れひとつない状態とするための料金なわけです。
では、遺品整理時のハウスクリーニングとは、どのような時に行われるのでしょうか。
まず最も多いのが、故人が一人暮らしで、住んでいるところが賃貸であったという場合です。これは故人の遺品の整理が終わると、次の人と問題なく賃貸契約が結べるように部屋をキレイにする必要があります。それを遺品整理業者に頼むのは、遺族であったり、不動産管理会社であったりします。やはり長年住んでおりますとどうしても落ちない汚れやシミのひとつもできるものです。それに故人が病院で看取られてお亡くなりになったという場合には特に問題がないかと思いますが、故人が孤独死や不審死で部屋で突然亡くなり、しばらくの間発見されなかったというケースも少なくありません。そのような場合、部屋の汚れや臭いなどがどうしてもでてしまいますので、このような場合にはハウスクリーニングに依頼します。
また、古い家などで故人が一人住んでいたということも、田舎や郊外などであれば少なくありません。そのような場合、遺族はたいていの場合故人の家とは離れた場所で暮らしていて、遺品整理などに充分な時間を取ることができません。ですので遺品整理サービスを依頼することが多いのですが、その流れの中で、しばらくの間家を清掃していないし、清掃する時間も無いのでせっかくだからハウスクリーニングをしておこうということで、ハウスクリーニングを遺品整理業者に依頼される方が数多くいます。
まあ、遺品整理をすると、どうしても部屋や家ががらんとしますので、そうなると汚れやシミが目立つものです。ですのでその目立つ汚れやシミのために、ハウスクリーニングを依頼するというケースが多々あります。やはり遺族の方が必要と感じた時に依頼するのが一番ですから、遺品整理業者とよく相談して必要を感じるのであれば依頼してみてはいかがでしょうか。