今注目を集めている遺品整理士

今、遺品整理士という資格が注目を集めています。なぜかというと、社会の高齢化や核家族化などにより、高齢者は一人で孤独死することが増え、かといって遺族は仕事などもあり、充分に遺品の整理などに充てる時間も取れず、本来遺族がするものであった遺品の整理や故人が亡くなり空き家となった家の維持などが、どうしてもできなくなってしまっている現状があるからです。遺品整理士は、故人に対して充分なことが出来ない遺族の無念をケアします。遺品の整理、空き家の掃除、どうしても捨てることができない遺品の供養などを行います。
遺品整理士は、今後超高齢化社会を迎える日本の中で、更なる需要が高まっていくと考えられています。では、遺品整理士とは、どのようにして資格を取得するものなのでしょうか。

遺品整理士になるには

遺品整理士になるには、一般社団法人遺品整理士認定協会が行っている遺品整理士養成講座を受講する必要があります。受講は誰にでもできるようです。また、通学して学ぶという形ではなくて、通信講座ですので、自宅で空いている時間に学習することができますので、普段仕事などで忙しい方でも空いている時間を活用して受講することができます。
遺品整理士養成講座の期間は、およそ2ヶ月間となっております。その期間に、家に郵送で届いた教材に目を通し、レポートを提出し、合格することができれば、遺品整理士認定証書を見事もらうことができます。
遺品整理士養成講座は、現在のところ2万5千円で受講することができます。一度資格を取得すれば、2年間有効です。講座の中で、遺品整理とは何か、遺品整理業を行うためには何をすればよいか、などを徹底的に学ぶことができますから、遺品整理業を開業したいのだけれど、何をしていいのか分からないという方には非常におススメです。
また、遺品整理士の資格を持っている方に、遺品整理の仕事を優先的に回すように行政が全国的に働きかけているそうですから、遺品整理士の資格を持つことは遺品整理業をしたい方には継続的に仕事があり、遺品整理を頼みたい方は遺品整理の一定の知識がある方に依頼できて安心だし、メリットのあることだといえるでしょう。